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アシタカ◯記

2024-06-02



こんにちは( ̄▽ ̄)





ライダー歴は10周年
動物看護師の藤居です。





今回は、前回長過ぎたために持ち越しにした
続きのお話をしたいと思います。





藤居の好きな映画、かの有名な不朽の名作

「もののけ姫」





あらすじなどは割愛し、まずは作品の好きなところをご紹介したいと思います。





「人と自然の共生」が物語のテーマなところ







生贄として差し出されたもののけ姫、「サン」

死の呪いを受け、故郷を追放される主人公「アシタカ」

呪いも祟りもお構いなしで神々の森を拓き、国を作ろうとする「エボシ」


などの人間の闇を体現する登場人物たちの、ジブリらしからなさ






久石譲さんの神の劇中曲たち







アシタカの異常なカッコ良さ








あげ始めたらキリがないので、代表的なのがこんなところです







そして、次は最も好きなシーンの話をさせてください





1つは、劇中クライマックス




シシ神の首を返すため、デイダラヴォッチを目の前に、

アシタカとサンが首を掲げ、そこにシシ神が体を伸ばす



その時、アシタカが右手を離して、サンを抱き寄せるのです





ここね、アシタカは死を悟っての行動だと思う訳ですよ





シシ神の体に触れた者たちが死んでいく姿を散々見た後です






アシタカは死の瞬間に、愛する者を抱き寄せていたんだと





彼の心情を想像し、そこに共感する。このシーンはとても好きです。







そして何より好きなラスト







命を奪われることなく、目を覚ましたアシタカとサンが、緑の戻った森を眺める

それでもシシ神が死んでしまったことで「ここはもうシシ神の森じゃない」と

その死を嘆くサンに、アシタカがかけた言葉





「シシ神は死にはしないよ、命そのものだから。生と死と、二つとも持っているもの。

私に生きろと言ってくれた」






そう言いながら、痣の痕が少し残りながらも呪いが消えた右手を眺めるのです。




ここで流れる『アシタカとサン』の優しくもどこか切ない曲と相まって

本当に感動的な名シーンです。





きっと、命あるものが生きている限り、そこはシシ神の森なのだと

言いたかったんじゃないでしょうか。






ああ、泣ける(T ^ T)






そして全ては消え切らない、痣の痕





この物語の中で起こったことも、争いも、無かったことにはならない

いろんな思いや経験を忘れずに背負っていきながら、生きろ。というシシ神のメッセージとともに、

アシタカの呪いを解く術を探す旅は終わり、愛するものと、共に生きようと

約束を交わして「もののけ姫」の物語は幕を閉じるのです。







現代においても通ずるメッセージ性とテーマは、

藤居自身にも響くものが年々重くなっていくようです。





また、「生きろ。」と言うキャッチコピーは、まさに我々動物病院にも通ずる言葉です。




ただ命を長らえる、と言うことだけではなく





「その子らしく」




「その子のために」





「家族のために」




といった前節の言葉を重んじながら、生きる手助けができるように頑張りたいと思います。




最後まで読んだ下さった方、

ありがとうございました。




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